おすすめ度★★★★ おもしろい話し方(芝山 大補
著名:おもしろい話し方
著者:芝山 大補
リンク:https://amzn.to/3JmlgNK
感想:
著者は、芸人300組以上のネタづくりに携わる
ネタのゴーストライターの芝山 大補さんです。
個人的に”お笑い”がとても大好きで、
いつもテレビや舞台で芸人さんを拝見し、
「なんで、この芸人さんはこのタイミングで、こんな面白い返しができるんだろう!」
とずーーっと思っており、
芸人のフリ、ボケ、ツッコミなどを学びたく読んでみました。
本には、結構知りたかった内容が詰まっていまして、
お笑いだけでなく、普段のコミュニケーションでも活用できそうです。
・トークは中身のない話ほど大切
∟意味ある会話をしようとすると、かえって話が続かない)
・ネガティブなツッコミには肯定ノリでボケる
∟自虐ネタなど、マイナスをポジティブ(笑い)に変える
・ツッコミは皆が共感できそうな優先順位をつける
∟つっこむポイントは、皆の「違和感の共感」の最大公約数をイメージする
・ボケの前の"フリ"が大事
∟予想を裏切る展開が笑いに繋がる
・誇張で話を盛る
∟「すべらない話」は日常の違和感の誇張
・自分のキャラに応じた話し方、返し方
∟リーダーMCタイプ、可愛がられキャラ、天然キャラなど自分の立ち位置を意識して話す。
いや~、
この本読んで、M-1グランプリに出場しようと思いました!
いいや、そもそも事務所 入ってないでしょ 笑
東京會舘とわたし(下) 辻村深月
著名:東京會舘とわたし(下)
著者:辻村深月
リンク:https://amzn.to/3INTKbM
感想:
以前投稿しました「東京會舘とわたし」の下巻になります。
東京會舘に関わった人々の物語の短編集。
辻村深月さんがこの本を書いたきっかけですが、実はご自身が
東京會舘で結婚式挙げられていて、そこでの料理や、
おもてなしに非常に感動し、東京會舘を舞台とした本を
書きたいという気持ちで執筆されたとのことでした。
話の一つに、
「ん?この話、作者がモデルじゃ??」
という章があり、その仮説を元にネットを調べると、
そう書いてありました。
実は作者の実話が入っていたんですね。
東京會舘には、クッキングスクールと、卒業生の料理サロンがあったとか。
本に出てくる、「たまねぎと鶏肉だけのシンプルなカレー」が
本を読んでいるだけで美味しそうで、食べたくなりました。
週末は、バターチキンカレー作ります!(笑)
3.11の震災時、會舘の皆様が、電車ストップで帰れなくなった人に、
場所や、食料、暖房グッズなどを提供し助けた話も興味深かったです。
ちなみに、僕は歩いて帰りました。
その他、夫を無くした妻が夫との思い出の東京會舘で
1人フランス料理を食べる話や
宝塚スター越路吹雪さんのディナーショーの話などありました。
越路吹雪さんは毎回緊張していたんだとか。
どの章も東京會舘に関わった人たちのドラマが詰まっていて、
優しく、沁みてくる内容でした。
さよならドビュッシー
著名:さよならドビュッシー
著者:中山七里
リンク:https://amzn.to/3XPeHr9
感想:
第8回『このミス』大賞・大賞受賞作です。
タイトルが、
なぜ「さよならドビュッシー」なんだろ?
と思いましたが、事件の真相知って、
あー!、なるほどー!
と納得しました。
小説なのに、登場人物の岬、遥の音楽の演奏、鬼気迫る臨場感が凄く伝わりました。
この本はミステリーで、いかにも遺産目当て殺人かと思わせつつ
意外な真相で終わります。
音楽講師の岬が頭がキレて探偵っぽい役割をしますが、、、
最後まで犯人がわかりませんでした(^^)
≪余談≫
読みながら、音楽が聞こえてきました!
読書は、やっぱり五感を使うんだな~と実感し、
想像力を豊かにすることを実感しました。
ちなみに、同じ音楽の小説で、五感を使って音楽が聞こえてくるジャンルで
今まで一番良かったな~と思う作品は、
恩田陸さんの「蜂蜜と遠雷」です。
https://amzn.to/3XtO8YL
映画を見てすぐに小説読みました!
新撰組捕物帖 源さんの事件簿 秋山 香乃
著名:新撰組捕物帖 源さんの事件簿
著者:秋山 香乃
リンク:https://amzn.to/3ZqW9ir
感想:
著者の秋山 香乃さんは、歴史小説の著書が多く
隻腕の美剣士 伊庭八郎を描いた「伊庭八郎 凍土に奔る」
「新選組 藤堂平助」など主に幕末志士の生涯を描いた作品が多いです。
僕は、幕末&新選組がとても好きなので、秋山さんの作品は良く読みます。
著者はイケメン幕末志士好きなのかな~って個人的には思っています笑。
今回ご紹介の本「新撰組捕物帖 源さんの事件簿」は、
六番隊組長 井上源三郎こと源さんが謎の怪死事件などの事件を
解決していく新撰組版 推理小説です。
(新選組で推理という設定がとても面白かったです!)
第2章「二人総司」では切り口が鮮やすぎる
死体の殺人犯が沖田か斉藤かの疑惑が上がり、
世話好き、人の良い源さんが隊士に聞き込みを
しながら事件を解決します。
後半の章では、事件解決に、隻腕の美剣士
伊庭八郎も登場します。(著者は伊庭八郎好き?)
源さんの恋物語もあり、新選組 近藤、土方、沖田と
源さんの会話も個性が絡み楽しかったです。
最期は五稜郭の戦いまで絡れ、新選組も最期の時を迎えます。
土方が男前で、一章からの話が後日談で繋がり、内容も涙涙、感動的でした。
年明け早々ですが、読んでよかった一冊になりました!
「修羅奔る夜」 #伊東潤
著名:修羅奔る夜
著者:伊東潤
リンク:https://amzn.to/3QqLFLV
感想:
僕は歴史・歴史小説が好きなのですが、その中で伊東潤さんの本は結構好きです。
読みやすく、わかりやすく、ストーリーもしっかりしているからです。
著作に、長篠の合戦を描いた「天地雷同」や、北条政子、
義時を描いた「夜叉の都」(鎌倉殿の13人と被ります笑)などがあります。
今回ご紹介の本「修羅奔る夜」は、”青森ねぶた祭”を
舞台に奮戦する兄妹ねぶた師の話です。
重い病気になった兄の代わりに、東京で生き方に疑問を抱きながら
派遣社員で働いていた妹が、青森に戻り、ねぶた師として様々な苦労を
重ね、当日で大きな舞台を披露する内容です。
これまで、ねぶた祭りはなんとなく「綺麗だな〜」「凄いな~」
くらいの見方しかしていませんでしたが、本書を通じ
大賞、知事賞などの表彰があること、運営、囃子方、制作、予算と
裏方が結構大変だということが分かりました。
また、ねぶたは日本史・中国古典などからテーマを選び
独自のストーリー熱を加え表現するということもわかりました。
ねぶた師、運営、制作、囃子方など皆の思い、
熱が「ラッセーラー、ラッセーラー」の掛け声に乗っているんですね!
この本を読んで、
ねぶた祭りの見方が大きく変わりました!
青森に行って見てみたくなりました!
睡眠と日中の活動の関係
皆さん、こんにちは!(^^)!
睡眠の質を高めるには、能動的に動く必要があるとのことです。
それでいいますと、コロナ生活をきっかけに、料理を行っています。
料理サービス(NET)のレシピを参考に、家にある材料を使って安く、おいしくを
心がけていますが、試行錯誤の結果、まずまず美味しくできるようになりました。
最近作ったレシピ
ビーフシチュー、マカロニグラタン、キュウリ+ツナの酢もの、
豚じゃが、ポークソテー、エビマヨ、チキン南蛮、ビビンバ、キャベツ+ポテト+チーズ焼き
トマトパスタ、カルボナーラ、ビザトースト etc・・・
料理で切ったり、焼いたりすること自体も楽しく、色々考える時間にもなっており、
体を動かす、頭を使うなど、能動的な活動になっていると思います。
外食もたまにしますが、この頃
「自分で作ったほうが、安く、おいしくできるんじゃ!」
と思いだし、土日の食事係は私が行っています。
家族から、「美味しい!また作って!」といわれると、モチベーションがあがります。
料理を作ることは、色々な効用がありそうですので、
これからも新メニューにトライしながら続けていきたいです。
流星ワゴン #重松清 #読了
昔ドラマで放映していて、なんかチューさんを見たくて
図書館で本を借り読了。
この物語の面白さは、主人公=カズの親父が”朋輩”として、
ガズと一緒に遊んだり、語ったり、家族の問題を解決しようとする点、
また、チューさんを通じて、親父の本音を知ることができ
本当の家族になっていく点である。
また、並行して、橋本さん親子も登場。
この親子は、実は本当の親子ではなく、生きている時は
そんなに仲は良くなかったけど、死んで一緒に幽霊になって
ドライブするうちに本当の親子のように仲良くなった。
カズ&チューさん親子と、橋本さん親子の絡みが
一台のワゴン車を通し、絶妙な面白さとなっている。
ラストの橋本さん親子の別れ(?)のシーンは
うるっときたな・・・。